精神的に限界になると
昔NHKでやっていた『ケータイ大喜利』の「着信御礼!着信御礼!」というSEの間になる「ジャキンジャキン!」という独特な金属音が頭の中で止まらなくなる。
およそ三週間前、熱が出た事をきっかけにずっと表面張力を保ち続けていた心の器が知らない間に溢れてしまったらしく本当に急に動けなくなってしまった。
(自分のツイートが日に日におかしくなってバイオハザードの日記みたいになった。)
これまでは何か責任感と罪悪感のみで動き続けていた脳味噌が、熱を境にして働かなくなってしまい、何をしていても脳味噌が半分も使えていない自覚がある様な状況が続いている。
これまでは不眠に悩み続けていたはずなのに今はちょっとした事でも疲れてしまい眠らずにはいられない。
脳内で「ジャキンジャキン!」となり続ける音を遠ざける為にも心療内科に行く事にした。
心療内科であっさり
「鬱です」と言われて
「ですよね」としか思わなかった。
でしょうね、ですよね、これが世に言う鬱ですよね。
そうなんですよ、この言葉を言われる為にここに来たんです。
以前あれだけ言っていたのにシュレディンガーの猫の蓋を開けてしまった。
自分が精神病である世界線が確定してしまった。
精神科に行って驚いた事として、あまりにも待合室に”普通の人”が溢れていたことがあった。ここにいる全員が普段何食わぬ顔をして生活しながら内面では限界を迎えていて病院に来ている事を考えると急に泣きそうになってしまった。
精神科ではSDSのテストを受けて、自分がどの程度の鬱状態であるのかのテストを行った。結果はやる前から大体わかっている気がするがこれをしない事には客観的な評価ができないのでしょうがない。自分の心を許容するように丸をつけていく
鬱とか神経症のチェックリストを見る度に
— 大学 (@NeruneNeruneu) 2022年12月22日
「いや、こんなん全員『はい』に当てはまる質問ばっかりじゃん、このリストじゃ聞いた人全員鬱になっちゃうよ」
と本気で思っていたが、どうやら普通は全然そんなことないらしい
結果として60点〜重度の鬱傾向と判断されるラインのテストで61点を記録した。
高得点です!どうも!あざっした!
心の中のザコシが出てしまった
それでも、自己矛盾するかもしれないけど動くしかないんだよな
「鬱は甘え」という人の気持ち、ちょっとわかるんですよ
わかるからこそ鬱になっているというか
「僕は鬱です!だから動けないのはしょうがない」
とふんぞり返れるような性格だったらそもそも鬱になっていないわけで
甘えてしまって本当にすみませんという気持ちがいっぱいで押しつぶされそうになる。
でもよくよく考えればそもそも鬱傾向にあったので
やっと通院を始めた、というだけで何も変わらないのかもしれない。
むしろこれまでずっと抱えていた大きい爆弾に名前がついただけなので心配しないでほしい。まだ、なんとか仕事は出来ているし
ていうか鬱の時の反応って難しいよなぁ!?
「頑張れ」を言うな、とか色々言うけどさ、頑張れって全然言ってくれよなと思っています。実際頑張るしかないし、気さくに鬱をやっていくぜ俺は
最近はtwitterのスペースを開く事で、誰も来ていなくても「誰かが来るかもしれない」といった緊張感を自主的に作り出して無理矢理にパソコンに向かっている。
一人で家で仕事をしているので緊張感がないとまるで集中がもたないのだ。
スペースで鬱の相談をしたら「私も鬱です。」「僕も鬱ですよ」「俺もです〜!」と鬱の仲間が集まってくる最低のワンピースが出来上がってしまった。
人生においてケータイ大喜利の金属音から少しずつ遠ざかるために、ゆっくりでも金属音とは反対の方向のどこかへ歩いていこうと思う。
ケータイ大喜利の後ろで動いている仏は俺のために祈ってくれるだろうか
この世には神も仏もいるって信じてるからな
P.S. 病院でパキシルという薬を処方してもらって飲んでいるが、寝ている脳を無理矢理上に引き上げている様な感じで、ずっと車酔いの様な気持ち悪さがある
これをまずはなんとかしなきゃね。