自分の犯した過ちの金額とか
歌舞伎町で入った店でめちゃくちゃぼったくられた
笑った
上を向いて笑った
大きな声で笑った
少し泣いた
担当:ちぽ
じゃないんだよな
目眩が、目眩がするぜ
中学校の同級生で集まって飲みに行こう、という話になった。
大阪出身で現在は東京に住んでいる為、地元の友人と集まって飲む機会は少ない
というか避けてきていた様な気もする。
そもそも論で中学校の頃の俺はデスノートのLを目指して頑張っている中2病全開の激イタ中学生だったので封印している記憶が沢山ある。
中学校の頃の記憶を色々思い出そうとしてもデスノートのコマしか出てこない
頑張っても思い出せないという事は脳が拒絶しているんだろう。
3人の友人と新宿で合流
合流した時には24:00を既に回っていた。
適当に一件目の店へ
チンチロハイボールを頼んだ二人の友人が二人とも連続でゾロ目を出し無料になる奇跡を目の当たりにした事を記憶している
一件目を出て深夜2:00
まん防が解除されたといえども殆どの店は既に閉店していて、店を選ぶのが面倒臭くなってしまった。
歌舞伎町のキャッチに適当に相槌を打ちながら、とにかく朝5時まで空いている店に案内してもらう。
中学生の頃の話をしていると封印していたはずの記憶の蓋がバンバン開いていく
いくら殴られても痛みを感じないという設定を思い出した時は我ながら鳥肌が立ったな。中学生の時の俺よ、その感じてなかった分の痛みが25歳の俺の全身にきているぞ
俺が「皆忘れていてくれ」と願って止まない過去も皆は覚えている。
今は釈明が出来る様な仲になる事が出来て本当に良かった。過去を精算するのだ
会計を頼んで伝票を受け取った時一気に酔いが覚めた。
3万円、確実にぼったくられている。
自分が過去犯した過ちはどこかで精算しなければならない
この会計だって精算する必要がある。
「やられたな〜」と笑いながら店を出る。
中学生の時を思い返すと、なんやかんやで笑いながらこの金額を払えてしまうくらいには大人になった事に少し感動する。少し泣く
人は過ちの積み重ねで成長していく。
これからは、この反省を活かして他人の痛みを理解できる、キャッチについて行く事がない様な大人になろう。
P.S.
レシートもよう見たらおかしかった
怖すぎるぜ