夏、無音(無呼吸)、窓辺にて
暑くなってきたのでエアコンをつけようと部屋中探したがリモコンが見つからず今年の夏は最悪のスタートを切った。
結局新しいリモコンを3000円で購入、この時に型番を間違えて購入したのでもうひとつリモコンを購入し計6000円の出費になった。
結果として使えないリモコンが一台余り、我が家には今”虚無”をつけるためのリモコンがある。
最悪といえば先月の終わり頃
いつもの様に会社のweb会議に出席した際、ブラウザのバグなのかなんなのかマウスのカーソルの位置判定が表示されている座標と微妙にずれるバグが起きてマウスカーソルが自分の操作と違う挙動をする事にパニックになり、ひとまず仕切り直しをしようと退出ボタンを連打したらその表示判定も実際にクリックされた場所とずれている為に退出ボタンを押したつもりがブーイングの絵文字が一気に五個出た時は流石に終わったと思った。嘘みたいだけど本当の話です。

嘘みたいな話なんですが
— 大学 (@NeruneNeruneu) 2024年5月24日
今日のweb会議に参加した時
マウスの表示されているカーソルと実際の判定位置のXY軸がズレるバグが起きてて取り敢えず設定を押したら挙手ボタンを押した事になっていて訳がわからずパニックになり、焦って退出を連打したらブーイングの絵文字が5個一気に出て終わった pic.twitter.com/pD33jBxj2B
最悪の話をしたので最悪じゃない話もする。
新しい椅子を買った。
仕事が在宅の為、自宅の作業環境は最高に整えておく必要がある。
にもかかわらずIKEAの3000円の椅子を長年使っていたのだが微妙にガタがきてしまったので、これもいい機会だと思い椅子を買った。これが可愛いし使い心地がよくて最高で最近はもっぱら用もないのにリクライニングをして遊んでいる。
(今年は節約の年にするといっていたのは一体何だったのか)

最後に一番近況の話をする。最悪の話になってしまうが。
最悪と最高のサンドイッチだ
(得てして人生とはその様なものである。)
昨日、自分は入院した。
厳密にいうと入院ではなく"入院検査"であり「検査の為に一泊を強いられた」というのが正しい。たった一日で退院したので過去形である。
入院するハメになってしまった理由として、自分はいびきがひどく、またapple watchをつけてから気づいた事だが睡眠中に呼吸をほとんどしていない。無呼吸症候群というやつだ。起きて呼吸するか、寝て呼吸しないかの二択を常に突きつけられている。
治す為の方法を調べたら、口呼吸を辞めて、肥満体系を直し、血圧をさげましょう。と大まかにいうとこんな感じの事が書かれている。
もともと鼻呼吸で瘦せ型、低血圧の俺は既にクリアしているので治しようがない、詰みです。
理(ことわり)の外の存在すぎる。
結果的に医者にかかるも根本の解決にはならず、俺は今後、CPAP(シーパップ)という鼻のチューブから酸素を強制的に送る嘘みたいな機械を使って寝る事になるらしい。CPAP(シーパップ)は保険適用の際のラインがあるらしく、その為に冒頭で話した入院検査を行う事になった。
検査で無呼吸だと判断されない場合にはこの機械が完全自費になるらしくその場合は月に2万近くかかってしまうのでこの入院検査は自分にとって、そして財布にとって非常に重要な試練だ。
寝る前に脳波を測る為、 AKIRAの鉄雄よろしく全身に電極が貼られる。(電極をつけるだけで30分かかった)見た目が完全にヤバい実験体のソレでSFの主人公になった気分だ。

さて、入眠である。この睡眠は絶対に失敗が出来ない。毎月の出費がかかっている。
しかし同じ睡眠検査を受けている隣の部屋の人は自分よりも無呼吸が酷いようで
①呼吸が止まる
②血液中に含まれる少ない酸素をどうにか全身に巡らせる為に血圧が上がる
③血圧が上がりすぎて体からのSOSとしてうめき声を出す
のループが発生しているらしく、およそ3分おきの感覚で叫び声ともうめき声ともとれる「ハッ」「ンバァ」という様な大声の寝言を上げ続けていた。
寝れない。寝れなすぎる。嘘だろ、と思った。当たり前だ、慣れない電極を全身につけた状態で隣から聞こえる断末魔を聞きながら寝れる人間はこの世にそうはいない。
結果的に8時間、俺は全く寝れなかった。この入院検査は半年待ちでやっと受けれたものなので再検査するにしても時間がかかる。
朝、泣きそうになりながら相談したところ「脳波的には無呼吸らしい兆候が見られるので結果はまだわかりませんがいけるかもしれない」という回答を頂いた。
結果がわかるのは一週間後とのことなので気長に待つことにする。頼む、頼むぞ。
頼むぞ……。
頼みます……。お願いしますから…
P.S.
最近の週末はもっぱら麻雀とサウナのループが発生している。
サウナの”自分の体が空間に溶け出す様なあの感覚”とこの年齢になっても麻雀大会が出来る人数の友人が周りにいるのは本当にありがたい事だ。
