遺書

三日坊主なんで多分すぐやめます。

東京とタピオカ

就職して東京に出てきた。

東京に来てからタピオカを飲んだ。

 

びっくりした。

美味い

すーーーんごく美味い

 

東京で食べるタピオカは

“自分が知っているタピオカ”とは全く違ったものだった。

一言で感想を言うなら

『噛みごたえのあるモチモチのゴム』

である。

自分がこれまで知っていたタピオカは只のゼリー的な物体で噛みごたえもクソも無かったが、

本物の、

“真のタピオカ”は

こんなにも強固なんだ、

モッチモチなんだ

という事に感動した。

これまで自分が知っていたタピオカは“真のタピオカ”ではなかったのである。

 

これまでの自分は“タピオカで気が狂っている人達”に対して偏見があった。

真のタピオカを知る前まではあの黒い球体の為に渋谷で2時間も並ぶのは頭がおかしい

と本気で思っていたし

タピオカは“俗”の塊であると思っていた

 

これから東京に住むぞ

という時この様なツイートをした

グリンガムのムチ on Twitter: "「ゴンチャヤバイよね〜〜」 「ヤバ〜い」 っていう内容ゼロの会話が聞こえてきて 東京に来た事を実感した"

これは全く愚かな考え方だった

タピオカはどう考えても“ヤバい”のだ

女子高生が放つ言葉は“普遍の事実”であり“完全な正解”であった

今すぐにでも謝りたい

あの時の女子高生、ごめんなさい

 

タピオカが好きになったお陰で生活にハリが出てきた。

何か嫌なことがあっても「今日はタピオカを飲むぞ」と思う事で心の平穏を保つことが出来るようになった。

これは良い傾向である。

 

 

つい先日、

コンビニでも買ってみるか

という気持ちになった。

一口飲んでみる

「あぁ、これこれ

俺の知ってるタピオカはこのまずいタピオカ」

 

 

 

“真のタピオカ”はどうやらお店でしか味わえないらしい

 

f:id:dendenpassyon:20190604223045j:image