今年の梅雨は人を殺しにきている
人間をいたぶって楽しいか?
昨晩は大雨が降った。読書日和ですね
皆さん読書をしていますか?
読書とはすればするほど『人間として生活を送る』という行為から遠ざかっていく娯楽です。
他人とコミュニケーションを取ること無く世界が広がるのでコミュ症(自己紹介)にうってつけですよ
自分自身が本格的に読書を始めたのは高校3年生の時である。
受験という戦争から早々にリタイアした為に、前線でまだ戦っている仲間達を手放しで見ている状態に負い目を感じ、どうにか銃だけでも握っておいて受験戦争に参加している感を醸し出しておきたかったのだ。
周りが勉強という国と攻防を繰り広げている間、自分は本という国をただひたすら殴っていた訳である。
それまでの自分の愛読書は「小学生の時に読んだデルトラクエストですかね〜」くらいの甘甘ちゃんだったのだかどうにか最近では「村上春樹、特にエッセイが凄いですよね」くらいの超付け焼き刃の知識はついてきた気がする。
かつての愛読書「デルトラクエスト」でいうと読書レベルはラピスラズリを見つけたあたりだろうか、まだ先は長い
(正直に話すと乙一にハマって読み漁っていた中学生時代があるが、思い出したくない記憶が沢山あるので割愛する、でも乙一やっぱ面白いよ)
せっかくなのでこれから読書を始める、または興味がある人に
[個人的ここから読み始めると読書にのめり込みやすいオススメ本]
をここに書いておこうと思います。
(日本、下手に夏目漱石から読み始めようとさせるから読書に対する苦手イメージが付くんだよと思っている)
安部公房『壁』
安部公房による短編集
これを読んで安部公房の世界観、文体にハマり結局、安部公房の書いた本は全て見るハメになってしまった。
安部公房の本を読んでいる時は「これを読んでる俺ってもしかして凄いんじゃないのか?」という全能感を存分に感じさせてくれる気がします。
でもカンガルー・ノートはさすがにわからないぞ
湊かなえ『告白』
一つの事件を様々な人が観測した時に一つの真実が見えてくる、という伏線回収モノの中ではトップクラスの出来だと個人的には思っています。
めちゃくちゃ読みやすいので本当に読む気が無い人も最初の1ページだけでも読んで欲しいです。その1ページだけで次のページをめくらせるだけの力があります。
映画を観た人もこっちを見て欲しいかな、と思ってしまったり、、
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
叙述トリックという点で個人的に一番驚いた小説
※叙述トリック=文章で読者を騙すテクニック
叙述トリックを扱った小説だと
「セカンド・ラブ」
も相当に面白かったけど個人的にはこっち
序盤から最終盤まで気持ち悪い狂気に包み込まれている感じがたまらないです。
ちなみに折原一にはハマりませんでした
何かミステリに偏りましたね、
安部公房も人を超選ぶので
無難にカラフルとかコンビニ人間とか言っとけば良かったかもしれない
個人的に好きな作品だからまぁいいか
オススメの本あれば是非教えてください
p.s.そういえば星新一の文庫が子供の頃から全巻家にありました。
一番好きなのは「午後の恐竜」です
親、良い趣味をしている